ケトジェニックな食生活を応援します。

ケトジェニックで期待できること

こんにちは。KETO-BAKE®︎です。

今回は、ケトジェニックになるとどんなことが期待できるのか、その辺りをもう少し書いていこうと思います。

ケトジェニックは脂肪由来のケトン体を主のエネルギーとして使うようになる体の状態を言いますが、
ケトン体がエネルギーとして使えるようになると、どのようなことが起こるのか、どんな嬉しいことが期待できるのかを書いていこうと思います。

以前に、
・パフォーマンス力アップ
・食後ねむくなりにくい
・お腹が空きにくい
・身体のキレを感じる
・メンタルが落ち着く
・やる気が満ちてくる といった体感のことや、
糖尿病やアルツハイマー型認知症など病気のことを挙げましたが、
もうちょっと書き加えていきたいと思います。
あくまでも医療従事者ではない私が学んだことや体験した内容となっています。
ご了承ください。

目次

リバウンドしにくいケトジェニックダイエット

ケトジェニックダイエットは、減量を目指して取り組む方が多いですが、リバウンドしにくい食事法としても注目されています。これは、体が糖ではなく脂肪から作られる「ケトン体」をエネルギー源として使うようになるためです。この状態により、体内に蓄えられている中性脂肪がエネルギーとして使われやすくなり、自然と体重が落ちやすくなるのです。

ココナッツオイルなどに含まれる中鎖脂肪酸は、ケトン体を効率よく作り出す手助けをします。
このような食材を日常の食事に取り入れることで、体がケトン体をエネルギー源とする状態を維持できます。そのため、無理に激しい運動をしなくても、普段通りの生活スタイルを続けるだけでも体重が減っていきます。
また、ケトジェニックダイエットでは、カロリー計算を厳密にする必要がなく、そしてお肉や魚も食べることができます。こうした点からも、無理なく続けられる食事法と言えるのかもしれません。


ケトジェニックダイエットを続けていると、体が軽くなりキレも感じられるようになって、自然と体を動かしたくなる人も少なくありません。そうなると歩くことも苦ではなくなり、むしろ歩きたい!と積極的な気持ちが湧き上がってくるかもしれません。
そうしたら、駅までの道を少し早歩きしたり、軽い有酸素運動を取り入れるなどすると、さらに代謝が上がり、健康的な体作りをサポートしてくれます。

数ヶ月続けて体重が減ってきたら、時々糖質が多めの炭水化物を摂る日を設けるのも一つの方法です。
例えば、2日に1回は糖質が多めの食事を摂るスタイルに切り替えるなど、自分の体調に合わせて取り入れていくことが大切です。
私自身も、時々おにぎりなどを食べて糖質の多いものを摂取する日を設けています。そのほうが体調がいいと感じています。

極端な制限や誤った方法でケトジェニックダイエットを続けるのは危険です。正しい知識を持って、バランスよく油や野菜、たんぱく質をしっかり摂るよう心がけてください。
しっかり油、しっかり野菜、タンパク質も忘れずに!

がん細胞の増殖抑制の可能性

がん細胞は「グルコース(ブドウ糖)」をエネルギー源にしているため、脂肪から作られる「ケトン体」をエネルギーとして使うことができないと言われています。そのため、ケトジェニックな食生活を続けると、体の正常な細胞はケトン体を使ってエネルギーを作れますが、がん細胞はエネルギーが足りなくなり、増殖しにくくなるというわけです。つまり、”がん細胞はガス欠状態” になります。
がん細胞は無くならないけれども増殖ができない、転移先のがん細胞は増殖できずにそこでじっとしている、悪さをしない、そのような状態になるそうです。
それには厳格なケトジェニックな生活が必須になってきます。

厳格なケトジェニックな生活を続け、血中のケトン値を「2mM(ミリモル)」程度に維持することが、がん細胞の増殖を抑える一つの方法として注目されています。この状態を保つためには、糖質をできるだけ減らし、ココナッツオイルなど脂質の多い食品を上手に取り入れることが大切です。

また、乳がんの再発を防ぐ可能性など、予防の面でもケトジェニックな食事が役立つかもしれないと期待されています。
とはいえ、がんの治療や予防を目的にする場合は、必ず専門の医師や栄養士に相談することをおすすめします。体に合った方法を見つけることが大切ですので、信頼できる情報を集め、無理のない範囲で取り組んでみてください。

老化防止(アンチエイジング)

脳や筋肉、心臓の老化は「活性酸素」という物質が原因のひとつと言われています。活性酸素が体にたまりすぎると、細胞が傷つき、老化が進みやすくなります。
しかし、活性酸素を上手にコントロールすることで、老化を遅らせたり、アンチエイジングにつなげることができると考えられています。

その中で注目されているのが「ケトン体」です。ケトン体は、体の酸化ストレス(細胞がサビること)を抑える働きを助けることがわかってきました。つまり、ケトジェニックな食生活をすることで、体がケトン体をたくさん作り、老化のスピードをゆっくりにするサポートができるかもしれないのです。

実際、ケトジェニックな食事を続けた人たちの中には、老化の進行が遅くなったというデータもあります。また、活性酸素が関係している生活習慣病などを予防する効果も期待されています。
こうしたことから、ケトジェニックな食生活は、健康的な体づくりの土台になると言えるかもしれません。
無理のない範囲で、自分に合った形で取り入れてみると、より健康的な毎日を過ごせるでしょう。

健康長寿

ケトン体には、長寿に関わる遺伝子の「スイッチ」を入れる働きがあると言われています。このスイッチがオンになることで、長生きするだけでなく、皮膚や血管の老化も抑えられる可能性があるそうです。

一方で、小麦粉を使ったパンなど「グルテン」を含む食品を食べると、ケトン体が作られにくくなり、長寿のためのスイッチがオフになってしまうと言われています。
健康長寿を目指すなら、糖質を減らしてグルテンを含む食品をできるだけ控え、ココナッツオイルやMCTオイルをうまく取り入れて、身体がケトン体を作れる状態を保つことを心掛けましょう。

アルツハイマー型認知症の改善に期待

別の記事でも触れましたが、ココナッツオイルがアルツハイマー型認知症の改善に役立つ可能性があると言われています。ココナッツオイルに含まれる「中鎖脂肪酸」が肝臓で分解されると「ケトン体」が作られ、このケトン体が脳のエネルギーとして使われることで、脳の働きがサポートされると考えられています。糖(グルコース)の代謝がうまくできなくなった認知症患者の脳に対し、ケトン体が代わりのエネルギー源になるのです。

実際に、要介護3や4のような重い介護度の方でも効果がみられたケースがあり、血中のケトン体濃度が0.5mMに達した患者の約半数に認知機能の改善が確認されたそうです。
さらに、ケトン体濃度が1mMになると、より多くの患者に効果がみられたという報告もあります。

ケトン体の濃度を0.5mM~1mMほどにするためには、ココナッツオイルを毎日大さじ2杯を2回(合計約60cc)摂取する方法が推奨されています。
豆乳やコーヒー、お味噌汁に混ぜるなどして、毎日の食事に取り入れるとかんたんに摂取出来ます。
もし、症状が改善されるようであれば、無理のない範囲で続けてみてください。ただし、効果には個人差があるため、専門医や栄養士と相談しながら進めるのが安心です。
アルツハイマー型認知症の症状が進んでいても、諦めずにできることから試してみる価値はあるでしょう。

血糖値スパイクを防ぐ

ケトジェニックな食事を続けることで、急激に血糖値が上がる「血糖値スパイク」を防ぐことが期待できます。血糖値スパイクは、精製された糖質を多く摂ると起こりやすいとされています。代表的な例が麦粉です。小麦粉は体に入るとすぐに分解され、血液中の糖として吸収されるため、血糖値を急激に上げてしまいます。

もし食事会などでパンを食べる機会があった場合、以下の工夫で血糖値の急上昇を抑えることができます。

野菜から先に食べる
パンだけを先に食べるよりも、食物繊維を含む野菜を先に食べることで血糖値の上昇が緩やかになります。
オリーブオイルを活用
パンにオリーブオイルをつけて食べると、脂質が糖の吸収を遅らせる助けになります。
菓子パンを避ける
特に甘い菓子パンは血糖値を急上昇させやすいため控えることをおすすめします。代わりに、スパイスが入ったカレーパンなどを選ぶことで、血糖の上昇を少し抑えられる可能性があります。

ケトジェニックな状態を維持していると、たとえ糖質を摂った場合でも、血糖値は比較的早く100mg/dL程度に戻ると言われています(ただし、食事内容や体質によって個人差がありますので、必要であれば血糖値を測定して確認してみてください)。

ケトジェニックな食生活をベースにすることで、血糖値のコントロールがしやすくなり、糖尿病予防にもつながります。
また、血糖値の急上昇を防ぐことで、食後の眠気が軽減し、集中力パフォーマンスが向上するといった効果も期待できます。

ちなみに、糖尿病について以下のようなアメリカでの調査における報告書が
あるそうです。

(略文)
糖尿病は、
精製された炭水化物である砂糖や白米、小麦粉などを大量に食べることによって起きている”食源病”であり、糖尿病に経口糖尿病薬で治療するのは、根本的な原因を除去せず薬をどんどん増やすだけである。
食事の根本に戻り、”食養学”を医師がしっかり指導できる栄養学を今の医学に取り入れ、糖尿病をはじめとする、食べているものが原因の病気を”食源病”として認識し、食養指導をして治療をしなさい。

こちらは1977年のものですが、その当時から糖尿病をはじめとする生活習慣病は、大前提として食事の見直しを行うことは必須で、薬の治療を行なったとしても、根本原因である日頃の食生活を変えることを行なわない限り何も解決しない、ということが言えるのではないでしょうか。
生活習慣病になってもならなくても、食生活を見直す必要があるのであれば、厳格に食事制限をしなくて済む予防の段階から、無理なく楽しく行うのが一番いいのかもしれません。

健やかな体・心・脳を

そのほかには、
骨粗鬆症などの高齢期の病気が予防されると言われています。

血中にケトン体を作り出せる体にしておくことは、ダイエットや美容だけでなく体の老化を遅らせ、病気を防ぐなどの様々な効果が期待できるということになります。


いくつになっても、心身が健康で、健やかに脳が働き、自分の人生を思いっきり楽しむことができる、
それは、ご自身だけでなく周りの人たちにも笑顔をもたらすのではないかと、私は思っています。

ここには、ケトジェニックに関してのことを書かせていただきましたが、
是非ご自身に合った健康法をみつけていただいて、継続されることを願っております。

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